ジャージー牛はイギリス王室属領ジャージー島原産で、英国の他、デンマークやニュージーランドなどで多く飼育されています。乳質は濃厚で、乳脂肪は5%、無脂乳固形分は9%を超えます（ホルスタインは一般的には乳脂肪は3.8％、無脂乳固形分は8.6％）。
あまりの濃厚さのため、搾りたての生乳はうっすら黄金色をしており、「黄金のミルク（ゴールデンミルク）」と呼ばれています。そんな濃厚な牛乳だから、プリンやパンナコッタのコクと美味しさが違います。
ちなみに、プリンもパンナコッタも英国発祥の代表的なデザートです（詳しくは以下をご参照ください）。

蒜山で産まれ、蒜山ジャージー牛乳を飲んで育った若山パティシエは、ふるさとを離れて飲んだジャージー以外の牛乳に衝撃を受けました。 「蒜山ジャージーってこんなに美味しかったんだ！」 他の牛乳にはない濃厚さとコク。その特徴を最大限に活かした“究極のデザート”を作ることが一番の目的となったのです。 蒜山ジャージーの美味しさを活かし、シンプルで飽きのこない美味しさを求め、シュークリーム、カタラーナ、ティラミスなど次々と改善し、評価を高めていきました。

そして、長年の夢だった理想のデザートづくりの結果が「濃厚ぷりん」と「濃厚ぱんな・こった」なのです。

「蒜山ジャージー 濃厚ぷりん」を、ひと口食べたときに、驚いた。

「1ミリも、尖ったところがない」。すんなりと舌をすべる、なめらかな口当たり、そして、こっくりと身体になじんでいく深い、豊かなコク。いままで、体験したことのない味わい。「濃厚」なのだが、「濃厚に重さがない」。極めてナチュラルなのだ。

この秘密は、原料となる「蒜山ジャージー牛乳」にある。
濃厚でコクのある味わいの牛乳は、日本にいる乳牛の１％にも満たないという希少価値の高いジャージー牛から絞られる。国内で一般的な乳牛・ホルスタイン種の乳脂肪率は約3.8％、ジャージー牛は約5％だ。コクの違いは歴然としている。

蒜山ジャージー牛乳は、蒜山高原の豊かな環境下、生産者自ら育てた牧草を食べて健康に育ったジャージー牛から搾った乳脂肪分無調整の牛乳。プリンはこの牛乳と、原料を同じくする生クリームを使い、保存料、安定剤不使用で作られている。

ナチュラルな濃厚。唯一無二の味わいを、ぜひ試していただきたい。